この世界の片隅に 観てきました!
日曜日は、映画の日!後篇です(笑)
第90回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画ベストテンの1位「この世界の片隅に」!アニメーション映画が第1位に選出されるのは宮崎駿監督の「となりのトトロ」以来28年ぶり2度目と言う事で話題になった映画ですよね!?
定番ですが、映画の前にお食事も済ませ
映画鑑賞後には、せっかくの映画の余韻を台無しにしてくれた?鬼畜仕様のクレーンキャッチャーに弄ばれるという屈辱的な展開となった前回記事ですが(汗)
今回は、真面目に映画「この世界の片隅に」の感想です(笑)
この世界の片隅に 観て思った 4つのポイント
今回、何も前情報を仕入れずに観た映画だったのですが、大変良かったです!世の中が段々と戦争に巻き込まれていく様子から戦時中の普通の人達の暮らしぶりなど
それでいて戦争映画とは、また違ったアプローチで戦争の怖さや辛さを描いています…
シン・ゴジラの時のようなネタばれ記事は書くつもりもないのですが、以下この映画を観て感じた感想といった範囲内で多少のネタばれがありますので、あしからず… <(_ _)>
– POINT 1 –
最後まで「ばけもん」の正体が分からずで少し悶々(笑)
↑鬼いちゃんであって欲しいというのが個人的見解w
まぁ、それもまた一興です!詳しい評論は、映画専門のブログにお任せしますが、大変よく出来た映画だと思いました!
ただ、映画の尺の関係からか?若干、鑑賞者に対して説明不足なシーンというか?補足がもう少しあった方が分かり易いのに!という場面があったので
映画館からの帰り道に本屋さんに寄って原作漫画を大人買いしてしまいました!(笑)
この記事をかいている時点では、原作漫画も3週ほど読み返した後なのですが映画を観て「もう一度、観たい!」と思われた方には、是非お薦めしたいです!原作漫画を!
– POINT 2 –
やはり、限られた上映時間の中では削られたエピソードもありますし、そのエピソードから生じる台詞や行動の相違点などありますからね!?
原作漫画を上・中・下と3巻まとめ買いしても映画鑑賞1回分と大して変わりませんよ?(笑)
そんな、原作を読んでみると
個人的には白木リンのエピソードは、もう少しつっこんで再現して欲しかったなぁ… と思いました(汗)
– POINT 3 –
映画の初見では、座敷童子=リンというのも描写不足な気がしました(この日は、眼鏡を忘れてしまいエンディングロール中のミニエピソードが見えなかったのです…)
周作さんが白木リンとの交際?を周囲から反対された事に対する半ば腹いせ?(困らせるため?)に、子供時代に一度だけ会ったことがある主人公すずとだったら結婚してもいい…
なんて理由も原作を読むと分かったりしますし…
– POINT 4 –
何より、玉音放送を聞いた後の主人公すずの台詞…
「最後の一人まで戦うんじゃなかったんかね。いまここへまだ五人もおるのに。まだ左手も両足も残っとるのに!」
その後、慟哭しながらの
「暴力で従えとったいう事か。じゃけえ暴力に屈するいう事かね。それがこの国の正体かね」
このセリフが凄く脳裏に焼き付き、心の奥から込み上げてくるものがありました…
WEB上では既に色々な感想がありましたが、下段の台詞は映画では諸事情により意図的に違う台詞に変更されていましたので、是非原作を読んで知って頂きたいです!
その後、泣き崩れながら「うちも知らんまましにたかったなあ・・・」に繋がる訳ですが、やはり個人的には原作の台詞まわしのほうが心に響くものがありました…
この世界の片隅に
この世界の片隅に 上 (アクションコミックス) kindle版¥540・コミック¥700
この世界の片隅に 中 (アクションコミックス) kindle版¥540・コミック¥700
この世界の片隅に 下 (アクションコミックス) kindle版¥540・コミック¥700
そんなagehaは「この世界の片隅に」の原作を3度ほど読み終えた後に原作者こうの史代さんの代表作「夕凪の街 桜の国」にも手を出してしまいました!(汗)
夕凪の街 桜の国
夕凪の街 桜の国 (アクションコミックス) kindle版¥540・コミック¥864
「夕凪の街」は、1955年(映画・小説版では1958年)の広島市の基町にあった原爆スラム(「夕凪の街」)を舞台にして、被爆して生き延びた女性の10年後の、心の移ろう姿と、原爆症に苛まれるという当時の広島市民を突如襲った現実を描く。「桜の国」は、第一部と第二部に分かれている。主人公は被爆2世の女性。第一部は1987年の春、舞台は東京都中野区および当時の田無市。第二部は2004年の夏、舞台は西東京市および広島市など。
第一部「夕凪の街」主人公が「この世界の片隅で」の主人公 北条 すずの妹で、広島で二次被爆してしまった浦野 すみと重なってしまい「あっ」と言う間に読み終えてしまいましたが
結構、難題なストーリー構成でして話自体は全三話と短いのですが読み応えたっぷりです!初見では人物関係がよく理解出来ずに二週目を意識して読み込んで
「あぁ、なるほど!(涙)」と感動の渦に包まれたのでした!(笑)
↑決してagehaの読解力が低いって訳ではないのですからね!?ほ、ホントですよw
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りんさんのシーンが入れられなかったのは資金不足の為だそうです。クラウドファンディングでようやく完成した映画ですので
イブ さん、はじめまして!
コメントありがとうございます! <(_ _)>
やはり資金不足ですか…映画作るのも大変ですよね!?(汗)限られた製作費から綿密に計算して尺を決めて構成していった訳ですから
映画は映画で、あれで良い!とも思えますよね!?
返信ありがとうございます(反応遅くて済みません)
りんさんの部分は、あれはあれで良かったように思います。最後のエンドロールにはラフ絵で入っていましたし分かる人には分かるという感じの方が……。これからテレビ放映された時、子どもも見ると思うので……。
それとこの映画は戦争映画ではあるけれど、私は戦争だけではないこの世界にある諸行無常で傷を負った人たちに送られたメッセージではないかと思いました。たとえば震災や災害、親兄弟子どもの不慮の死、自分自身が追った傷や病気など。どんなことがあっても、食べて笑って恋して寝てそしてだれかを守って、日常を生きていきましょうというメッセージを、私は原作者や監督から受け取りました。
イブ さん、こんばんは!
そうなのです!エンドロールのラフ絵… 鑑賞当日は、眼鏡を忘れてしまいよく見えなかったのです(涙)リンさんの生い立ちやらお店で働くまで?が描かれていたようですね…orz
夏休みなど民放などで定期的に放映してくれたら嬉しいですよね、戦争を知らない(自分も知らないのですけど)子供たちのためにも… ノーカット版の放映を期待します!
映画版は映画版で現代の世情など色々試行錯誤しての内容だとも思いますので原作も映画も共に沢山の人々に受け入れられていけば良いなぁ… と思います!